
Afrika Museum Tervuren (Exposition Universelle et Internationale de Bruxelles, 1910) Duratrans on acrylic, lighbox 150 x 187,5 cm
イヴ・マースの代表作品のひとつともいえるプロジェクトは、世界各国の国際博覧会(以下略 万博)の跡地を訪れ、そこにサイエンスフィクション映画のなじみあるキャラクターを登場させ撮影し、写真作品として完成させるものです。すでに、2008年からヨーロッパでの万博跡地で制作された作品をドイツ クンストラーハウスベタニアン、ベルギー z33にて発表しています。
2010年から、このシリーズプロジェクトにアジアの過去の万博会場を訪れ同様の作品を制作するべく準備をすすめています。
日本ではいくつかの万博会場を訪れ、同時代に制作されたサイエンスフィクション映画からのキャラクターを場所に登場させ撮影、または現在残る会場を作家なりの視点で撮影し表現します。
今回は、これまでのヨーロッパでの万博会場を撮影した作品をイントロダクションとしてvoid+にて展示発表します。
イヴ・マース(ベルギー)
1976年生まれのイヴ・マースはベルギー・アントワープを拠点に活動し、プロジェクト、写真作品などを中心に制作している現代美術作家です。
ベルギーにて重要な美術大学にて教育を受けた後、ゲント現代美術館にて個展、そしてイスタンブールビエンナーレに参加と国際的にも活躍めざましい作家のひとりです。
万博シリーズの他、リサイクルプロジェクト、ツーリズムなど社会性を兼ね備えた作品を制作しています。
void+(ヴォイドプラス)は、デザインスタジオAzone+Associatesの実験的なアートスペースです。ユニークな視点で現代美術をキュレーションするギャラリースペースと、ジャンルを超えた人々が集まって、思考を交換するサロン的スペース。この2つの個性的な空間を拠点として、アートをめぐるさまざまな活動を展開しています。
Voidは「空白」、+は「和=プラス」を意味しています。
void+には、特定のカラーはありません。人びとのつながりから、その都度色を変えるニュートラルな空間でありたいと考えています。表通りの喧噪から逃れた、ゆったりとした時間の中で、既存のジャンルにこだわらない新しいクリエイティブの可能性をじっくりと探ってゆきます。