
2009年に欧州文化首都ヴィリニュス2009の公式プログラムとして開催された日本人アーティストの現代美術展「Big in Japan」、第10回バルティック国際アートトリエンナーレでの「Urban Stories」展、そして2010年の第14回ヴィリニュス絵画トリエンナーレ「False Recognition」展での成功を受け、コンテンポラリー・アート・センター(CAC)では、日本の現代美術をリトアニアの観客に向けて継続的に紹介しています。
2008年にCACのキュレーター達が初めて日本へ視察に訪れた際、最も興味をひかれたアーティストの一人が会田誠氏でした。以来、CACでは会田氏のヴィリニュスにおける個展開催に向け、準備を進めてきました。
会田氏の作品の中には、マンガ、絵画、映像、インスタレーションといった芸術のあらゆる要素が含まれており、その表現の幅や質はたった一人のアーティストによるものとは信じられないほど多岐に渡っています。その為、今回の個展という形式は、彼の芸術を紹介する上で最も良い方法でした。また、視察の際に出会ったほとんどの若手アーティスト達は会田氏について、良き先輩であり、今最も影響力のある現代アーティストであると述べていました。
今回展示される会田氏の作品の中にはヴィリニュスに因んだ新作もあり、非常に興味深いものとなりました。
1965年新潟県生まれ。91年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
絵画のみならず、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画、都市計画を手掛けるなど表現領域は多岐にわたる。歴史文化、サブカルチャーへの造詣が深く、アート界のみならず各界のクリエイターに影響を与えている。
ミヅマアートギャラリーでの個展を中心に国内外で活動。最近の主な展覧会に「第17回シドニー・ビエンナーレ:THE BEAUTY OF DISTANCE: Songs of Survival in a Precarious Age」(シドニー、10年)、個展「絵バカ」(ミヅマアートギャラリー、東京、10年)、グループ展「Made in Popland」(国立現代美術館、ソウル、10年)。
国内外の現代美術展の開催やカンファレンス、レクチャー、インターネットプロジェクト、映像上映や音楽イベントなど幅広い活動を行っており、これらのイベントのカタログやブックレットの出版も行っています。また、一般の方々が書籍や雑誌の閲覧、インターネットの使用ができる図書室も常設しています。
CACは15ほどの小さなプロジェクトの実施とともに、回顧展や国際グループ展を含め年間約5~6の大規模な展覧会を開催しています。
http://www.cac.lt/en