制約と共に生み出された新たなパフォーマンスと映像

欧州文化首都プロヴディフ2019（ブルガリア）にて発表された協働作品『土方巽とその分身』。ブルガリアのアーティスト・コレクティブ、メテオール・アソシエーションは哲学者の小林康夫氏、星野太氏との協働を続け、暗黒舞踏の創始者・土方巽のリサーチと新たな表現の探求を行ってきました。さまざまな制約は、メテオール・アソシエーションにとって新たな創作を展開するきっかけとなった、と語る主宰のボヤン・マンチェフ氏。土方巽氏のエッセイ『風だるま』をもとに、舞台インスタレーションと詩的な出版作品として構想されてきたプロジェクトは、新たな視覚的哲学詩を生み出しました。写真やビデオ、デジタル技術が取り入れられた、実験的インスタレーション『Terra Ultima』は、制約や制限、そしてそれを超える超絶技巧についてのイメージを提示。ボヤン・マンチェフ氏が書いた土方とピアニスト、グレン・グールドについての詩『Dark Poem』と『The Virtuoso of Life』の詩節がこのインスタレーションに加わり、「北国」を表現します。また、12月には『風だるま』から自由なインスピレーションを受けた映像作品『DARUMA』も発表。2022年にはさらなるリサーチを経て日本での公演が行われます！

 

日程: 2021年4月1日~2022年3月31日
会場: ブルガリア：ブルガリア国営ラジオ放送局（プロヴディフ）、シネマ・リュミエール／国立文化宮殿／BIAD（ソフィア）
アーティスト:
メテオール・アソシエーション、星野　太, 小林 康夫

 

1) 舞台版『Dark Poem』初演及び講演「The Dark Dance and the Upraising of the Body」
日程: 2021年4月21日~23日
会場: ブルガリア国営ラジオ放送局（ブルガリア、プロヴディフ）
アーティスト：ボヤン・マンチャフ、レオニード・ヨブチェフ

2) 『Terra Ultima』
日程: 2021年10月13日~20日
会場: 現代アートスペース Swimming Pool（ブルガリア、ソフィア）
アーティスト：ボヤン・マンチャフ、レオニード・ヨブチェフ、マルクス・ラインハルト、クリストフ・ペチナツ

3) フィルム作品『Daruma』
日程: 2021年12月10日~2021年12月10日
会場: シネマ・リュミエール／国立文化宮殿（ソフィア）
アーティスト：監督：アニ・ヴァセヴァ、カメラ：イヴァン・ニヴォロフ／ キャスト：スヴェトラーナ・ヤンシェバ、レオニード・ヨブチェフ、バレンティン・ガネフ、ヴェゼリン・メゼクリフ、カトリーン・メトディエヴァ、グレタ・ギチェヴァ、ローザ／ セオリー：ボヤン・マンチャフ／ 編集：アニ・ヴァセヴァ、イヴァン・ニコロ／ 音楽：クリストフ・ペチナツ、クリムペラ／サウンドデザイン：エンジェル・シミーチェフ、 ポストプロダクション：オーピーエヌプロダクションズ／ロケーションサウンド：ドブロミル・フリストスコフ、ゲオルギー・ヴァルチェフ、ヴァシレーナ・ポパンゲロヴ／ 特殊技術：ステファン・ドンチェフ／ 衣装デザイナー：ダリナ・ストイメノヴァ／ ファーストアシスタントディレクター：ニコライ・カンブロフ／アシスタントディレクター：ミハイル・ジェクノフ、ナターリヤ・ヴァルコヴァ／グラフィックデザイン：モニカ・ヴァカレロヴァ

 

https://www.youtube.com/watch?v=aLDmxDljnsM