世界を魅了する演劇祭、オンラインでの挑戦

2020年3月末、各地の演劇祭等が中止や翌年への延期を発表し、活動について模索を続けるなか、シビウ国際演劇祭はいち早くオンラインでの実施を発表しました。会期は予定されていた6月12日からの10日間。「Empowered」と題されたオンライン・エディションでは、予定演目に代えてこれまで演劇祭に出演してきたカンパニーやアーティストによる作品を配信しました。また、各地と中継をつなぎ、多くのパネリストとともに演劇フォーラムやパフォーミング・アーツ・マーケット等のプログラムも作品の配信と並行して実施・配信。実に138のプログラムが演劇祭を構成しました。特設ウェブサイトを中心に、ルーマニアとその他のタイムゾーンに向けて2度ずつ配信された演劇祭は、100ヶ国以上から視聴され、世界から注目を集めると同時に、シビウ国際演劇祭にとっても新たな可能性を提示するものとなりました。

 

日程: 2020年6月12日~21日
会場: Official Website
アーティスト:
• 東京芸術劇場　野田秀樹『ザ・キャラクター』6月12日
• まつもと市民芸術館　串田和美『Man ist Man』6月13日
• 東京芸術劇場　シルビウ・プルカレーテ『リチャード3世』6月17日（日本時間6月18日）
• RYUTOPIA Dance Division & Noism 金森譲『 R.O.O.M / Mirror in the mirror』6月19日
• 山本能楽堂　『土蜘蛛』6月21日

 

シビウ・パフォーミング・アーツ・マーケット
日程: 2020年6月15日~17日
会場: Offical Website
参加者: 丸岡ひろみ、北川大輔