コラム
Column[#KeepgoingTOGETHER] Vol. 11 アトリエラジオ夜行性
1. オンライン配信を実施しての所感
・実際に作業工程をご覧いただくことで、鑑賞者の作品への理解が深まる。
・ゲストに幅を持たせることで、各文化活動のコロナでの影響、現在の状況を知ることができる。文化のハブとしての機能を持たせることができた。
・アーティストとして具体的な人物像を知ってもらえる機会となった。
・作品の工程の中での感動、苦労を視聴者と共有できる。
・この配信を通じて、様々なアーティストを知ってもらえるようになった。
・固定ファンがついた。
・ライブ配信は延期となっている個展に向けての広告機能も持つ。作品を実際に観たい!という方が増えている。
2. 今後のご活動におけるオンライン配信の活用や展開について
今回は緊急事態宣言後から、必要に駆られて始めたライブ配信であったが、山田氏、倉田氏両名をメンバーに加えた結果、内容やゲストも広がりを見せた。
そして毎日欠かさず配信をすることで、人々の日常のルーティンの一部となると同時に、自分自身の作品制作も規則正しいものとなった。
ゲストを招き始めて、毎日違うメンバーで多種多様なトークが行われる。動画に映る作業は何日にも跨ぐものである。日々工夫しながら、継続的な制作動画コンテンツと、新規視聴者を呼び込みやすいゲストトークという二面性を持った新規性のある配信形態に落ち着いた。
固定視聴者がついてきた現在、この事態が収束したのちも継続してこの活動は続けていこうと考えています。
3. オンライン配信準備に要した時間、人数、環境
・2部構成で進めている本プログラムは、それぞれのアトリエ(自宅)から配信しています。媒体はPeriscope、Twitter。(以前Instagramで配信していたが、画質と視聴者の少なさで移りました。)Twitterの方がメンバーそれぞれのフォロワーが多いので、結果的に視聴回数が伸びる結果となりました。
ライブ配信が始まると、タイムラインの上部に表示されるのも影響していると考えられます。そして画質がそこそこ良いため、作業工程が見やすくなりました。製作においても配信においても、どちらもTwitterが優秀でした。今一つな点はコメントやゲスト参加が別アプリケーションを介さなければいけないこと(Periscope)。もう少し気軽にコメントができるようになると、さらにコアファンを増やす要因となるでしょう。
・配信機材は2人ともiPhoneで、画質にいまいち納得が行っていない。
・音声はイヤホンマイクを使用。
・基本的に人員はM Cの3人。ゲストを呼ぶ際は+1名です。
・毎日20時から22時の2時間です。
<配信プログラム>
- 実施日:5月5日(第25夜)
- 内容:
アーティストがアトリエで作業をしながら、ゲストと対談する”アトリエラジオ”という新しい形の配信です。
COVID-19による影響下で我々アーティストはその活動の縮小を余儀なくされています。
そこで、アーティストの自宅からの制作の様子を公開し、様々なクリエイターと対話することで視聴者の知的好奇心をくすぐることを目的としたライブ配信を企画しました。
メインパーソナリティは青沼優介、山田勇魚、倉田明佳。毎日20時から21時までは山田のアトリエから、
21時から22時までは青沼のアトリエから、2部構成でお送りします。 - 告知方法、使用した広報ツール:Twitter, instagram
- 使用した配信ツール:Twitter, periscorp
- 視聴者の反応を得るために工夫した点:細かい告知、配信予告画像のデザイン、ゲストの多様化。コメント機能を使用。
- 視聴者数:
5/5配信回のtwitter/Prescopeの閲覧数1125人(前半・後半合計)(5月8日現在)