コラム
Column[#KeepgoingTOGETHER] Vol.37 ウエダリクオ「letter」, 「letter 2」
1. オンライン配信を実施しての所感
今年の3月にコロナウイルスで世界は大変な状況になっていた中で、少しでも笑顔を取り戻せないかと思って90秒ほどのビデオ作品を作っていました。これを、EU・ジャパンフェスト日本委員会のオンライン活動資金支援プログラムとして多数の人に配信する機会を得た事を嬉しく思っています。今までは、メールを使って知人に送るだけでしたので今回のオンライン配信は、今回が初めての経験でした。分からない点が多々あり戸惑いましたがとても良い経験になりました。
2. オンライン配信で得た成果と課題
今までは、ホームページを作成してアップロードするだけでした。詳しく調べていませんが、今までは、私のホームページのアドレスを知っている知人のみのアクセスと思われます。今回の作品を、知人に依頼してインスタグラムに配信してもらったところ1日半で1001のアクセスがあり驚きました。多分知人の努力があったからだと思います。オンライン配信は、それなりの知識がないと難しいと思いました。ただ99%が国外だったので、日本語のタグ付けが悪かったのか、日本での現代美術への関心が低いのか、どちらに原因があるのか分かりませんでした。
3. オンライン配信準備で苦労した点・工夫した点
苦労した点としては、とてもアナログ的なインスタレーション作品を作っている私にとってたまにしか行わないビデオ編集やオンラインにアップロードすることは、大変な労力と時間を要しました。日進月歩で変化する電子機器やウエブサイトの対応に多くの時間を取られることを残念に感じます。作品以外のことは、他の人に任せられる環境が理想的です。工夫した点としては、ビデオを出来るだけ短く簡潔にし、見た人の想像力に依存するように心がけました。
<プログラム>
“letter”, “letter 2”
- 実施日:2020年5月19日
- 内容: コロナウイルスにより世界は厳しい状況になり、私たちが当たり前に思っている日常のすばらしさを再認識したと思います。そんな中で、少しでも笑顔がとりもどせないかと思い3月に春の訪れを表現した90秒程のビデオを作りました。
- 告知方法、使用した広報ツール:Facebook, e-mail. Line, Instagram
- 使用した配信ツール:YouTube
- 視聴者の反応を得るために工夫した点:友人に頼んでインスタグラムに投稿してもらったところ、1日半でインプレッション1001、いいね325となりました。99%が国外で、国内の反応が極端に少ない事が分かりました。
- 視聴者数(総合計):1183