コラム
Column[#KeepgoingTOGETHER] Vol. 51 増山士郎 映像作品配信
1.オンライン配信準備に要した時間、⼈数、環境
時間:既に作った2つの映像の配信の準備は、ロゴを映像の最初と最後に追加してエンコーディングする作業1⽇で終わりましたが、ウェブサイトの更新はやらなければならない作業が⼭ほどあり、終⽇の作業で10⽇程度要したと思います。
⼈数:映像配信は1⼈で⾏い、ウェブサイトの更新のための部分的な英語の校正をキュレーターでアートの博⼠号を取ろうとしている友⼈のJane Morrowに頼みました。
環境:Macbook Pro (13inch 2017) , Wix.com
2.オンライン配信準備で苦労した点・⼯夫した点
今回の映像配信では、どの映像作品を配信するのがいいか、しばらく検討しましたが、昨年2019年の第七回札幌500m美術館賞でグランプリを受賞したシリーズ3部作「Self Sufficient Life」からの⼈気の⼀作品と、そのシリーズからの、⽇本で未発表のスピンオフ作品を配信するのが、ベストだという結論になりました。8年間更新していなかった⾃⾝のウェブサイトの更新との抱き合わせにする⽅が、さらにオーディエンスを惹きつける効果があり、さらに⼀過性のイベントにならずいいだろうと思い、なんとか更新を間に合わせました。予想通りウェブサイトの更新に対する、反応は⼤きかったようです。
3.今後のご活動におけるオンライン配信の活⽤や展開について
今回の1週間のレポート提出期限には間に合いませんでしたが、現在3300⼈以上あ る、Emailのアドレスを整理しています。整理終了後、利⽤したウェブサイトビルダーサー ビスのWix付属のメールサービスか、MailChimpを使い、これまで利⽤したことのなかった htmlメールによる、ウェブサイト更新の知らせを送る予定です。また、今回のパンデミック間に、友⼈のライブパフォーマンスのストリーミング配信を⼿伝って、技術的な⾯も含めていろいろ、学びました。⾃⾝のアート活動のためにも、インターネットライブストリーミングの創造的な可能性も模索したいと思ってます。
<プログラム>
●実施日:2020年5月31日
●内容:
(1)「自分のために、自分の髪の毛で毛糸の帽子を編む」
ペルー、プーノ、及び、横浜、2014年4月 23分
「毛を刈った羊のために、その羊の羊毛でセーターを編む」を実現した後、毛糸の帽子を編むのに十分な量の髪の毛を得るために、2年程、髪の毛を切らずに伸ばした。「毛を刈 ったアルパカのために、そのアルパカの毛でマフラーを織る」のためのペルーの旅行中、 人の毛を紡ぐのは容易でないという評判とは裏腹に、地元のアルパカ業者がペルーの毛紬技術は高いので、おそらく人の毛でも紡げるのではと教えてくれた。そうして、ペルーで 頭を丸めることにした。ペルーの毛紬職人の手助けにより、1玉の髪の毛のよる毛糸玉ができた。日本に帰国した際、母親に手伝ってもらい、自分のために自分の髪の毛でできた人毛の帽子を編んでもらった。これがアーティストになってから最初の母親とのコラボレーション・プロジェクトである。
(2)「毛を刈ったアルパカのために、そのアルパカの毛でマフラーを織る」
ペルー、プーノ、2014年1月 7分 (短縮トレーラー版。 オリジナル版は45分)
「毛を刈った羊のために、その羊の羊毛でセーターを編む」の次に、アルパカのためのプロジェクトを実施するためペルーへ旅をした。今回は羊とアルパカの見た目の違いが首の長さであることに着目し、アルパカの首の部分だけを刈った。その後、毛を刈ったアルパ カのために、そのアルパカの毛でマフラーを織ったのである。プロジェクトのために、標高4,900メートルの高山地にある土着の放牧民の家にお世話になった。彼らの家は究極の孤立した地に在るため、現代の生活のインフラストラクチャーは何もない。道はないし、車もない、携帯電話の電波や、インターネット、電気も水道もない。しかしながら、 彼らには先祖代々変わらぬ「自給自活の生活」があるのである。そこで、自分は「自給自活的な手法」で、マフラーを作ったのである。
(3) 公式ウェブサイトの大幅更新
●告知方法、使用した広報ツール:
⾃分のFacebookページ, Facebookの個⼈アカウント, Facebookのアーテ ィスト・イン・レジデンス・ページ(⾃分が主催してます。)、Twitter, Instagram、及び、公式ウェブサイト
●使用した配信ツール:
Youtube(映像配信), Wix.com(ウェブサイト更新)
●視聴者の反応を得るために工夫した点:
⾃⾝のFacebookページでは、公式ウェブサイト更新のプロモーションに 17ポンドを払ったので、6⽉8⽇⽇本時間20時現在まで、5,542の⼈に リーチして、エンゲージメント数が516⼈に達しました。
●視聴者数(総合計):
6⽉8⽇⽇本時間20時現在までで、Youtube の視聴者数は⼆つの映像の 合計が47 Views、更新したウェブサイトのViewは合計で225 Viewで す。